某オンラインショップで買い物するのが好きな私。普段は服や雑貨などを購入することが多いのですが、近年は物流の充実や食への関心・需要が増したためでしょうか、スイーツや飲料の他、野菜・果物、ごはんの進みそうなおかずやボイルするだけでご家庭でフレンチのコースが食べられるようなものまで、世の中には魅力的な品々があふれており、食料品の配送サービスの利用は昔よりも増えたように感じます。
オンラインでの買い物が好きな私はもちろん、自分へのご褒美にスイーツやバイヤーセレクトの冷凍餃子など、心惹かれるお取り寄せグルメを探しては注文して楽しんでいます。
そんなある日、某オンラインショップから送られてきたカタログをめくっていると、「手作り調味料」の文字と醤油やぬか床、ドレッシングといった調味料の写真が。そういえば学生時代に授業で醤油や味噌といった発酵食品の製造工程を学んだなぁ~と遥か昔の思い出が浮かびました。管理栄養士・栄養士の皆様も学生時代に学ばれた方が多いのではないでしょうか。
お店に行けば売り場には多種多様な調味料があり、私も普段はスーパーやドライブがてら立ち寄った道の駅等で販売されている調味料を購入して使いますが、ついあれもこれもと買ってしまうと冷蔵庫がいっぱいになってしまいます。でも、もし自分で調味料を作ることができたら、必要な時に使う分だけ用意できて、冷蔵庫を無駄に圧迫させない上にフードロスも防ぐことができます。何より、料理のレパートリーが増える!そう思った私は、毎月1種類ずつ届くという手作り調味料作成キットを購入し、今年の2月から調味料を仕込んでは食べるという生活を送っています。
2月に届いたのは、熟成醤油。これはペットボトルを使って育てるもので、材料は麹と塩、そしてミネラルウォーターのみ!この3つを混ぜて「もろみ」を作り、1年以上かけて熟成します。「もろみ」は生き物なので、ガス抜きと空気の入れ替えをしてからペットボトルを振ります。
2月~4月までは発酵が緩やかだったのですが、5月以降からは気温が温暖になってきたこともあり発酵が進み、醤油の変化がよく感じられるようになりました。現在、仕込みはじめて約5ヶ月になりますが、初日に比べて液体の色が濃くなり、気泡がポコポコしている様子がとても可愛らしいです。
まだまだ私たちの知る醤油の色からは程遠い状態ですが、「美味しくな~れ!」という気持ちで育てています。
3月以降はトマト味噌、ぬか床、新玉ねぎのドレッシングなどを作るキットが届き、それぞれ仕込んでは日々家庭の料理に使っています。
仕込んですぐに食べられる手作り調味料を使って、いつの日か給食に出してみたいな~・・・と、密かな願望を抱いています。