地域紹介
網走市は、人口約3万8千人で知床連山を眺望できる名勝天都山、濤沸湖(ラムサール条約登録湿地)など水と緑の自然景観に恵まれた景勝地です。オホーツク海からの海の恵みにあふれ、魚の冷凍すり身発祥の地でもあり、畑作地帯や牧場、果樹園もある漁業と農業が盛んな街です。くじらの他、アブラガニやオホーツクサーモン、ホタテやしじみ、わかさぎなどの海の幸、山わさびや、行者菜などの山の幸、またたびを使用したお菓子や地ビールなど網走ならではの食材や特産品が豊富です。発祥ルーツ
人気のくじら料理「竜田揚げ」
全国に4箇所しかない捕鯨基地の中でも、最北端に位置し、北海道唯一の場所、それは「網走」! 毎年8~9月頃には、ツチクジラが農林水産大臣の許可のもと捕獲され、網走港に水揚げされます。じら料理を楽しむ際には、新鮮な肉でしか楽しめない刺身として食べられることもありますが、淡白な肉にジューシーさの加わった竜田揚げも人気料理の一つです。
誕生のエピソード
昔と比べて、家庭で食べられることが少なくなった鯨肉ですが、網走市では、年1回、学校給食で、網走くじら協議会から提供された鯨肉を使った料理が出ます。その味は、この街で育つ子ども達の記憶に残り、脈々と受け継がれています。同時に、捕鯨会社の担当者による、鯨漁の方法や生態についての講演も一部で行なわれ、子ども達が、鯨を通して食への関心を深める機会にもなっています。
材料(4人前)
- 鯨肉 200g
- でん粉 40g
- 揚げ油 適量
- 調味料(下味用)
しょうゆ 12g・酒 4g・生姜 2.5g
作り方
- 生姜をすりおろす。
- 鯨肉にしょうゆ・酒・すりおろした生姜で下味をつける。
- 2の水気を切り、でん粉をまぶし、油で揚げる。
- お皿に盛り付ける。