地域紹介
石狩地域は、石狩川流域に開けた地域で、札幌市・江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市・当別町・新篠津村があります。鮭は代表的な石狩の特産物で、鮭を使った料理として「チャンチャン焼き(鮭と野菜の鉄板焼き味噌だれ)」、鮭製品として「石狩漬け(鮭とイクラの麹和え)」「鮭とば(鮭の干物)」「いくら醤油漬け」「サーモンパイ」などがあります。発祥ルーツ
石狩鍋の誕生
鮭の身や骨などのアラと豆腐、ジャガイモ、タマネギ、キャベツ、ダイコン、シイタケ、長ネギなどの野菜を昆布で出汁をとった味噌仕立ての汁で煮込むものとされています。明治時代に地元の漁師が賄い料理として、味噌汁の中に鮭や野菜を入れたのが発祥です。北海道の特産物であるバターや牛乳を隠し味に使う場合もあります。
誕生のエピソード
明治13年創業の割烹「金大亭」が元祖
石狩鍋の名称は鮭が産卵のため遡上する石狩川に因みます。石狩市の石狩川河口近くにある割烹「金大亭」が、地元の賄い料理を最初に世に送り出したとされています。平成19年には農林水産省の主催で選定された農産漁村の郷土料理百選において、ジンギスカン・チャンチャン焼きと共に北海道を代表する郷土料理として選出されています。
主な材料
- 生鮭 4切れ
- 豆腐 1/2丁
- ジャガイモ 2個
- タマネギ 1個
- ダイコン 1/8本
- キャベツ 1/8個
- ニンジン 1/2本
- 長ネギ 1本
- シイタケ 8個
- 春菊などの青物 1/2束
- 昆布 10cm
- 酒・みりん 各大さじ2杯
- 味噌 80g
作り方
- 鮭はブツ切り、豆腐や野菜は好みの大きさに切る。
- 鍋に水適量・昆布と酒を入れ、野菜を硬い順から入れる。
- ジャガイモが半煮えになったら鮭を入れ、味噌・みりんを入れる。
- 豆腐・青物を入れたら完成。(いくらを散らすと豪華版に!)
※好みで生姜汁、山椒粉、七味唐辛子などをどうぞ