このような状況になって2年以上が過ぎましたが、季節はめぐりまた春がやってきました。
4月になると、小学校はピカピカの1年生を迎えます。
昨年、ピカピカの1年生だった子どもたちはピカピカの2年生になりました。
ほかの学年の子どもたちもそれぞれ新しい学年でドキドキしながら新学期を迎えました。
昨年4月、緊張した面持ちでスタートした1年生。
給食がスタートしてもなかなか食べ始められない子ども、箸が上手に使えない子ども、床まで食べ物が飛び散っている子ども、ニコニコ食べている子ども、おそるおそる食べている子ども、食べ方も十人十色です。給食時間、一人一人の食べ方を見ながら声をかけていきます。様子を見ながら「少し食べてみよう」「一口食べてみよう」や、「食べられたね」「がんばったね」「えらかったね」「箸使えるようになったね」などと声かけて歩きます。「この前、食べていたよね。今日はどうかな?」など声をかけ続けていると、子どもの方から、「食べてみたよ」「食べられるようになったよ」「箸使えるようになったよ」とニコニコ声をかけてくれる子どもも出てきます。食べることを大切にしてほしいので、食べることを嫌いにならないように、少しずつゆっくりじっくり苦手なものにチャレンジを促します。(焦る気持ちをぐっとこらえ、気長に気長に)
今年4月、2年生になった子どもたち、苦手なものを克服した子ども、箸を上手に使えるようになった子ども、食べる量が増えた子ども…少しずつ変化がみられました。
ここで、おしまいではなく、これからも見守り続けます。
新しく入学したピカピカの1年生、今年はどんな子どもたちでしょう?
笑顔で元気に食べてくれるでしょうか。
1年後、2年後、6年後を楽しみに、今年度も声かけがはじまります。